私だけの “ 空間 ”

家の中はいつもにぎやかで、バタバタで、愛おしい。

でも、そんな毎日のなかで、ほんの少しだけ “自分だけの時間” がほしくなることもある。

このドレッサーの前に座ると、私は少しだけ「わたし」に戻れる気がする。

子どもが5人いる毎日。

日中はとにかく、誰かのために動いていて、自分のことは後回しになるのが当たり前になった。

でも、だからこそ私は、「わたしだけの場所」を大切にしている。

それが、このドレッサーの前。

お気に入りのスキンケア、リップ、香水。

少しずつ集めてきたアイテムたちを並べたこの場所は、

誰にも邪魔されたくない、私だけの小さな世界。

子どもたちが寝静まったあと、

静かな部屋で椅子に座り、鏡に向かってクリームを塗る。

ただそれだけなのに、心がスーッと整っていく。

「ママでもなく、妻でもなく、“わたし”でいられる時間。」

メイクをばっちりするわけじゃない。

誰かに見せたいわけでもない。

だけど、肌に触れて、香りを感じて、

少しだけ背筋を伸ばすその時間が、

私に「大丈夫だよ」って言ってくれてる気がする。

ドレッサーはただの家具じゃなくて、

“ 心を整える場所 ”だと思ってる。

誰にも見られなくても、

きっとこの場所があるから、私はまた明日を迎えられる。

日々に流されそうになるとき、

この場所に戻ってくると、自分を思い出せる。

わたしが、わたしでいるために。

ほんの少しだけでも、大切にしていたい空間。

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